用語集
ウレタン塗膜防水重ね塗り工法
ウレタン塗膜防水重ね塗り工法(Urethane Recoat Method)とは、既存ウレタン塗膜防水の上に新たなウレタン塗膜防水を重ね塗りする限定改修工法を指し、同種防水の塗り重ねによって既存防水層の延命・更新を実現する、現代のウレタン塗膜防水改修における主要な工法概念である。本工法の前提条件として、第一に「既存防水層がウレタン塗膜防水であること(同種防水)」、第二に「既存防水層の状態が比較的良好(大きな破損・浮き・剥離がない)」、第三に「下地構造体(コンクリート・モルタル等)に重大な不具合がない」、第四に「ドレン・立上り・取合部の状態が良好」、第五に「以前の防水工事から10〜15年程度の経過」などが挙げられる。施工仕様は、第一に「既存防水層の状態調査(打診検査・引張試験・目視診断)」、第二に「下地清掃(高圧洗浄・ブラスト・除塵)」、第三に「補修処理(クラック・浮き・破損部の部分補修)」、第四に「専用プライマー塗布(同種ウレタン用)」、第五に「補強層形成(必要に応じて補強布・メッシュ)」、第六に「ウレタン塗膜防水材1層目塗布」、第七に「ウレタン塗膜防水材2層目塗布(規定膜厚確保)」、第八に「トップコート塗布」と多段階で進行する。本工法のメリットは、第一に「既存防水撤去費用の削減(経済性)」、第二に「廃材削減(環境配慮)」、第三に「短工期(撤去工程不要)」、第四に「居住者・テナント影響最小化」、第五に「同種材料の重ね塗りによる確実な密着」などである。一方、注意点として、第一に「既存防水との層間密着の確認(引張試験・部分剥離試験)」、第二に「既存防水の劣化度に応じた仕様選定」、第三に「保証範囲の明確化」、第四に「メーカー認定施工要件の遵守」などが挙げられる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における既存ウレタン防水の更新工事で広く採用される標準的な改修選択肢で、特に同一マンションで12〜15年周期の修繕サイクルでの2回目以降の防水更新で多用される。明誠フランチャイズの防水工事専門会社では、メーカー認定施工資格を有し、調査診断に基づく適切な工法選定・施工管理を実現している。ロープアクセス工法と組み合わせた効率的提案も明誠の強みである。JCSAでも防水技術セミナーを定期開催している。

