用語集
エアカーテン
エアカーテン(Air Curtain、Air Door)とは、出入口の上部または横から空気を高速で吹き出して、開口部に空気の壁(カーテン)を形成し、内外空気の混合を物理的に遮断する空調設備を指し、商業施設・厨房・冷蔵倉庫・工場・物流倉庫などで広く活用される、現代の建築設備の基本的な空気遮断装置概念である。本設備の主な機能として、第一に「冷暖気の流出防止(空調効率向上・電気代削減)」、第二に「虫の侵入防止(衛生管理)」、第3に「ホコリ・花粉・大気汚染物質の侵入防止」、第4に「臭気の遮断(厨房・喫煙室)」、第5に「気温差による結露防止」、第六に「クリーンエリアと一般エリアの分離(半導体工場・食品工場)」、第七に「快適な出入動線確保(開閉式の自動ドアと併用可能)」などが挙げられる。技術的な仕組みは、上部または横の吹出口から、最大時速30〜100kmの高速気流を斜め方向に吹き出し、底部・反対側の吸込口(または室内全体)に向けて気流を形成することで、内外の空気を物理的に分断する。気流速度・吹出角度・吹出口形状の最適化により、ドアが開いた状態でも空気遮断効果が90%以上を達成できる。代表的なメーカーは、三菱重工サーマルシステムズ、三菱電機、ダイキン工業、コロナ、ナショナル(Panasonic)、長府製作所、東芝ライフスタイル、株式会社シナジー、Mitsubishi(三菱重工)、Frico(スウェーデン)など。日本の建築物におけるエアカーテンの普及は、商業施設・コンビニ・スーパーマーケット・百貨店・ファミレス・厨房・物流倉庫・自動車整備工場などで継続的に拡大しており、特にコロナ禍以降の感染症対策・換気強化のニーズと連動して採用が加速している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における直接関連は限定的だが、共用部のエントランス・テナント区画・ロビー・ホテル玄関などのエアカーテン更新・新設提案が、付加価値向上の差別化施策として有効である。明誠フランチャイズの空調・電気工事専門会社が対応し、JCSAでも空調設備関連のセミナーを定期開催している。

