用語集

一次診断

読み方
いちじしんだん

一次診断(いちじしんだん、Primary Diagnosis)とは、建築物の劣化状況・耐震性能・設備性能等を段階的に診断する際の最初の段階の診断で、(1)目視を中心とした概略診断、(2)図面・設計書の精査、(3)簡易計算・チェックリスト、(4)詳細診断(二次診断・三次診断)の要否判定、などを内容とする。建築物の主要診断分野は、(A)劣化診断(外壁・防水・配管・電気設備等の状態評価)、(B)耐震診断(地震時の構造安全性評価)、(C)設備診断(給排水・電気・空調等の機能評価)、(D)省エネ診断(断熱・設備効率の評価)、(E)アスベスト診断(石綿含有建材の有無)、(F)コンクリート劣化診断(中性化・塩害・アルカリシリカ反応)、(G)防火診断(防火区画・避難経路)、などがある。耐震診断は1995年阪神・淡路大震災以降に特に重要視され、「耐震診断三段階法」として、(i)一次診断:壁量等の概略チェック(簡易・短時間)、(ii)二次診断:柱・壁の耐力詳細計算(標準的精度)、(iii)三次診断:梁の影響まで含めた精密計算(高精度)、と段階的に詳細化される手法が確立されている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事に先立つ事前診断では、一次診断(劣化状況の概観把握)から開始し、必要に応じて二次・三次診断に進む段階的アプローチが標準である。明誠は3工法選択肢を活かした最適提案の前段階として、必要な診断を協力会社の有資格者と連携して実施し、施主の物件特性を踏まえた的確な修繕計画を提案する。

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