用語集
一級ボイラー技士
一級ボイラー技士(いっきゅうぼいらーぎし)とは、労働安全衛生法第75条およびボイラー及び圧力容器安全規則第97条に基づく国家資格で、伝熱面積25㎡以上のすべてのボイラーの取り扱いと作業管理を担当できる最上位資格を指す。日本ボイラ協会が指定試験機関として、年複数回試験を実施している。ボイラー技士には特級・1級・2級の3区分があり、1級は伝熱面積500㎡未満のボイラー取扱作業主任者として配置可能で、特級はそれ以上の規模のボイラー取扱作業主任者として配置できる。受検資格は2級ボイラー技士免許を取得後、伝熱面積25㎡以上のボイラー取扱経験1年以上、または大学指定学科卒業後の実務経験6か月以上などが必要となる。試験範囲はボイラーの構造・取扱・燃料及び燃焼・関係法令の4科目で、燃焼制御、給水処理、安全装置、ボイラー化学、燃料経済性、廃熱回収、環境対策、エネルギー管理など、ボイラー運用全般に関する高度な知識が問われる。ボイラーは事業所・工場・病院・ホテル・温浴施設・大規模オフィスビル・集合住宅などで、給湯・暖房・蒸気供給などに使用される重要設備であり、適切な取り扱いと保守管理を怠ると爆発・火災事故につながる危険性があるため、ボイラー技士の配置が法的に義務付けられている。近年は省エネ・脱炭素化の流れにより、化石燃料ボイラーからヒートポンプ・電気ボイラー・水素ボイラー・バイオマスボイラーへの転換が進んでおり、ボイラー技士には新エネルギー機器への対応知識も求められる。マンション大規模修繕工事では、各戸給湯器のエコジョーズ化、共用部給湯ボイラーの高効率化、温水暖房システムのリニューアル、太陽熱利用システムとの統合などが必要となり、明誠ではフランチャイズ加盟の管工事・設備工事専門会社と連携し、本資格者による高効率設備提案を可能としている。

