用語集
一級造園施工管理技士
一級造園施工管理技士(いっきゅうぞうえんせこうかんりぎし)とは、「1級造園施工管理技士」と同一の国家資格を漢数字表記した名称であり、建設業法第27条に基づく造園工事業の最上位技術者資格を指す。資格内容・受検要件・権限はアラビア数字表記版と全く同一で、造園工事・緑化工事・公園緑地工事・屋上緑化工事・修景施設工事などランドスケープ工事全般の施工管理を統括する最高峰の技術者資格である。試験は学科試験(一次検定)と実地試験(二次検定)に分かれ、二次検定では実際の造園工事の施工経験記述、工程管理、品質管理、安全管理、原価管理に関する記述問題が出題される。受検資格は学歴と実務経験年数の組み合わせで定められ、大学指定学科卒業者は実務経験3年以上、それ以外は最大15年の実務経験が必要となる。本資格保有者は、特定建設業許可における専任技術者、元請工事の監理技術者・主任技術者、公共工事入札の経審加算対象者として、造園業界において極めて重要な地位を占める。近年の造園工事のトレンドとして、SDGs対応のグリーンインフラ整備、生物多様性国家戦略に基づく在来種植栽、建築物総合環境性能評価システム(CASBEE)における緑化評価、都市の脱炭素化に向けたカーボンシンク(炭素吸収源)としての都市緑化の重要性が高まっている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では、外壁改修と並行して屋上緑化システム(傾斜地・薄層・極薄層タイプ)の補修や更新、共用部の植栽更新、エントランス周辺のランドスケープデザイン刷新が行われるケースが増加しており、明誠ではフランチャイズ加盟の造園専門会社と連携することで、ロープアクセス工法による壁面緑化のメンテナンス(剪定・補植・灌水設備点検)を含む総合的な緑化リニューアル提案を実現している。建物オーナーの長期的な資産価値向上と環境配慮の両立に貢献する重要な工事分野である。

