用語集
一級電気工事施工管理技士
一級電気工事施工管理技士(いっきゅうでんきこうじせこうかんりぎし)とは、「1級電気工事施工管理技士」と同一の国家資格を漢数字表記した名称であり、建設業法第27条に基づく電気工事業の最上位技術者資格を指す。アラビア数字・漢数字いずれの表記でも資格内容と権限は完全に同一で、電気工事の施工管理に関する最高位の専門能力を有する技術者として位置付けられる。資格の沿革としては、1969年の建設業法改正により創設された施工管理技士制度の一つで、当初は学科試験と実地試験の2段階構成であったが、2021年4月の建設業法改正で第一次検定・第二次検定方式に再編され、技士補制度が新設された。これにより、第一次検定合格時点で「1級電気工事施工管理技士補」として、監理技術者の補佐者の役割を担えるようになり、技術者不足に悩む建設業界における若手技術者の早期登用が促進されている。本資格者の業務は単なる電気配線工事の管理にとどまらず、高圧受変電設備の更新計画、自家用電気工作物の保安管理、再生可能エネルギー発電設備の系統連系工事、IoT機器・スマートビル化対応工事、防災設備の更新工事など、現代の電気工事に求められる広範な知識と判断力を必要とする。マンション大規模修繕工事では、築20〜30年経過した建物の電気設備が更新時期を迎えるケースが多く、共用部分電灯設備・幹線設備・分電盤・防災設備・テレビ共聴設備・宅配ボックス・防犯カメラ・オートロックなどの一斉更新が求められる。明誠グループでは、ロープアクセス工法による外壁改修と同時並行で、フランチャイズ加盟の電気工事専門会社が共用部電気設備のリニューアルを担当することで、工期短縮とコスト最適化を実現している。本資格者の確保は、明誠グループの総合提案力の核となる重要な経営資源である。

