用語集
一般図
一般図(いっぱんず、英:General Drawing、General Layout Drawing)とは、建築設計・工事監理において、建物全体の概要・配置・構造・規模・主要寸法・主要仕上を示す基本的な設計図書を指す建築用語である。詳細図(部分詳細図、納まり図)と対比される概念で、建物全体を俯瞰的に把握することを目的とした図面群を総称する。建築の設計図書は通常「意匠図」「構造図」「設備図」「外構図」の4分野に大別され、それぞれに一般図と詳細図が存在する。意匠図の一般図には配置図・案内図・面積表・仕上表・平面図・立面図・断面図・矩計図・天井伏図・屋根伏図などが含まれ、構造図の一般図には基礎伏図・床伏図・小屋伏図・軸組図・骨組図・架構図・断面リストなどが含まれる。設備図の一般図には電気設備系統図・幹線系統図・空調設備系統図・給排水衛生設備系統図・換気設備系統図・防災設備系統図などがあり、外構図の一般図には配置図・植栽配置図・舗装配置図・排水配管図などが含まれる。一般図の作成スケールは建物規模により異なるが、住宅で1/100または1/50、マンション・ビルで1/100または1/200が標準的である。詳細図はこれらに対して1/20・1/10・1/5・1/2・1/1のスケールで部分の納まりを示す。一般図は建築確認申請・性能評価・補助金申請・関連法規適合判定などの行政手続きで提出する基本図書としても重要で、建築基準法に基づく確認済証取得には適切な一般図の作成が必須である。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では、既存建物の竣工図(一般図含む)を取得・確認することが工事計画立案の出発点となる。明誠ではフランチャイズ加盟の設計事務所・建築士事務所と連携し、既存建物の現況調査と図面復元、改修設計、修繕工事監理を一貫して提供している。JCSAでも建築設計実務に関する経営支援セミナーを開催している。

