用語集
一般送配電事業者
一般送配電事業者(いっぱんそうはいでんじぎょうしゃ、英:General Power Transmission and Distribution Business Operator)とは、電気事業法に基づき、自らが維持・運用する送電線網・配電線網を通じて、発電事業者・小売電気事業者から電気を受け入れ、需要家(家庭・事業所・工場など)への送配電サービスを提供する電力会社を指す。2016年4月の電力小売全面自由化、2020年4月の発送電分離(旧電力会社の送配電部門の分社化)により、日本の電気事業は「発電事業」「送配電事業(一般送配電事業)」「小売電気事業」の3分野に明確に区分された。一般送配電事業者は、東京電力パワーグリッド、関西電力送配電、中部電力パワーグリッド、東北電力ネットワーク、北海道電力ネットワーク、北陸電力送配電、中国電力ネットワーク、四国電力送配電、九州電力送配電、沖縄電力(沖縄のみ発送配電一体)の10社が日本全国を地域別に担当している。送配電網は電力系統の中核インフラで、超高圧送電線(500kV・275kV)、特別高圧送電線(154kV・77kV)、配電線(6.6kV・100/200V)など、電圧階級別に整備されており、各電圧に応じた変電所・開閉所・配電盤などの設備が運用されている。一般送配電事業者の責務は、送配電網の維持・運用、需給バランスの調整、停電復旧、新規発電設備の系統連系受付、再生可能エネルギー固定価格買取(FIT)の運用、託送料金の算定、緊急時の電力融通など極めて多岐にわたる。マンション・ビル・ホテルなどの大規模建築物は一般送配電事業者の系統に接続して電力供給を受けており、新築時・大規模改修時には電力受給契約の見直し、受変電設備の更新、太陽光発電・蓄電池・V2Hの系統連系申請などが必要となる。明誠ではフランチャイズ加盟の電気工事専門会社が一般送配電事業者との手続きを代行し、円滑なリニューアル工事を実現している。

