用語集
一般錆止めペイント
一般錆止めペイント(いっぱんさびどめぺいんと、英:General Anti-corrosive Paint、General Rust-preventive Paint)とは、鉄骨・鉄部・鋼材の腐食防止を目的として塗布する錆止め塗料の中で、特殊環境用ではなく一般環境(屋内・屋外標準的環境)で使用される汎用タイプの錆止め塗料を指す。JIS K 5621(一般用さび止めペイント)、JIS K 5625(シアナミド鉛さび止めペイント)、JIS K 5674(鉛・クロムフリーさび止めペイント)などの規格があり、ビヒクル(基材樹脂)の違いにより油性さび止めペイント・合成樹脂さび止めペイント・水性さび止めペイントに大別される。代表的な防錆顔料には、鉛丹(四酸化鉛、現在は使用制限)、塩基性クロム酸鉛(同)、ストロンチウムクロメート、亜鉛末(ジンクリッチ)、リン酸亜鉛、リン酸カルシウム、亜酸化鉛などが用いられる。近年は環境規制(鉛規制、クロム規制、VOC規制)により、鉛・クロムを含まない環境配慮型錆止めペイントが主流化しており、塩化ゴム系、エポキシ樹脂系、変性エポキシ樹脂系、水性アクリル系などのバリエーションが展開されている。塗装工程は、素地調整(ケレン3種または2種)→錆止めペイント1回塗り(場合により2回塗り)→中塗り→上塗りの4工程が標準で、各工程の塗り重ね間隔、塗装回数、塗膜厚を仕様書通りに管理することが防錆性能の確保に不可欠である。一般錆止めペイントの主要メーカーは関西ペイント、日本ペイント、神東塗料、エスケー化研、ロックペイント、染めQテクノロジィ、大日本塗料、藤倉化成などで、各社とも豊富な製品ラインナップを展開している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における鉄部塗装では、避難ハシゴ・手すり・笠木・鉄骨階段・庇・ダクトカバー・室外機架台・看板架台などに一般錆止めペイントが多用される。明誠フランチャイズの塗装専門会社では、ロープアクセス工法による高所鉄部の精密な錆止め塗装を実現し、長期防錆性能を確保した品質施工を提供している。

