用語集

一酸化炭素計

読み方
いっさんかたんそけい

一酸化炭素計(いっさんかたんそけい、CO計、CO検知器)とは、空気中の一酸化炭素(CO)濃度を測定・監視するための計測機器を指し、建築現場の作業環境管理、地下作業・トンネル工事・ボイラー室管理、住宅の安全管理、消防活動など多様な用途で使用される。一酸化炭素は無色・無臭・無刺激の有毒ガスで、不完全燃焼(薪・灯油・ガス・ガソリンなど炭素を含む燃料の酸素不足下での燃焼)により発生し、人体に吸入されると血液中のヘモグロビンと結合して酸素運搬能力を阻害し、極めて短時間で意識喪失・死亡に至る危険性がある。日本国内では年間数百件の一酸化炭素中毒事故が発生しており、住宅火災・暖房器具の誤使用・浴室給湯器の換気不良などが主な原因となっている。一酸化炭素計は検知方式により、電気化学式(最も一般的、定電位電解式)、半導体式、赤外線吸収式、接触燃焼式に分類される。検知レベルは用途により異なり、作業環境管理の場合は労働安全衛生法上の許容濃度50ppm(1日8時間労働換算)、緊急避難レベルは200〜400ppmが基準となる。一般住宅向けの警報器は概ね100〜500ppm検知時に音響・光警報を発するよう設計されている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では、密閉空間での溶接作業、地下ピット内作業、機械室・電気室内作業、屋上のシール材撤去作業(バーナーによる加熱)など、一酸化炭素発生の可能性がある作業現場で本機器が必須となる。明誠およびフランチャイズ加盟会社では、ロープアクセス工事を含むすべての現場で労働者の安全確保のため一酸化炭素計を常備し、酸素濃度計・硫化水素計と併用して作業環境のリアルタイム監視を行う体制を構築している。

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