用語集
上げ下げ窓
上げ下げ窓(あげさげまど、Sash Window、Double-Hung Window、Single-Hung Window)とは、窓ガラス・ガラス障子が上下方向に動いて開閉する形式の窓で、左右にスライドする「引違い窓」と並ぶ伝統的な窓開閉形式の一つである。上げ下げ窓は、17〜18世紀の英国・北米で発達したヨーロッパ・アメリカン・スタイルの建築様式(ジョージアン、ヴィクトリアン、コロニアル、フェデラル)の代表的窓形式で、現在も世界中で愛好されている。日本国内では、洋風住宅・カントリーハウス・別荘・歴史的建造物・ヨーロッパ調分譲マンション・ホテル・店舗などで採用される人気の窓形式である。上げ下げ窓の主な分類は、(1)ダブルハング(Double-Hung、両側可動):上下のサッシ両方が動く、最も伝統的、(2)シングルハング(Single-Hung、片側可動):下のサッシのみ動く、コスト効率良、(3)スプリング式:内蔵スプリングで保持、(4)ウェイト式:滑車・ロープ・カウンターウェイトで保持、伝統的、(5)バランサー式:機械式バランサーで保持、近代的、(6)チルト機能付き:上のサッシを内側に倒して清掃可能、メンテナンス向上、などである。主な特徴・メリットは、(A)伝統的な意匠美:ヨーロピアン・アメリカンスタイルの象徴、(B)優れた通風効果:上下の窓から温度差を利用した自然通風、(C)プライバシー:下の窓のみ開けて視線を遮りつつ通風確保、(D)安全性:子供・幼児が落下しにくい高い窓配置、(E)バルコニー不要:屋内空間を有効活用、(F)外側に張り出さない:マンション・隣接建物への配慮、などがある。一方、(i)施工コストが引違い窓より高い、(ii)気密性能・断熱性能の維持に注意、(iii)メンテナンス(特にウェイト式の滑車・ロープ)、(iv)開口面積が引違い窓より小さい、(v)網戸の取付方法に制約、などの注意点もある。マンション・ビル大規模修繕工事における上げ下げ窓の関連施工は、(I)既存上げ下げ窓のサッシ更新、(II)気密パッキン・スイングストッパー・バランサーの更新、(III)窓ガラスの複層ガラス化(断熱性能向上)、(IV)窓まわりのシーリング・防水の更新、(V)チルト機能の追加、(VI)防音性能の向上、などである。明誠フランチャイズの建具工事・サッシ工事専門会社は、伝統的な上げ下げ窓の修繕・更新に対応可能な技能を持ち、ヨーロピアン調・カントリースタイルのマンション・ホテル・別荘の意匠維持と性能向上を実現している。

