用語集
上塗り
上塗り(うわぬり、Top Coat、Finish Coat)とは、塗装工程における最終段階の仕上塗料を塗布する工程を指し、塗膜全体の耐候性・意匠性・耐汚染性を決定する、現代の建築塗装工事における最も重要な塗装工程概念である。一般的な塗装システムは「素地調整→下塗り(プライマー・シーラー・フィラー)→中塗り→上塗り」の順で構成され、上塗りは表層として塗膜全体の最終性能を担う。上塗りの選定が建物全体の塗替周期・耐久性・美観維持期間を直接決定する重要要素となる。標準的な上塗り材の分類として、第一に「アクリル系塗料」(耐用年数5〜7年、低価格、現在は減少傾向)、第二に「ウレタン系塗料」(耐用年数8〜10年、バランス重視、外壁標準)、第三に「シリコン系塗料」(耐用年数10〜15年、コスパ最良、現在の主流)、第四に「ラジカル制御型塗料」(耐用年数12〜16年、シリコンの進化形、塗料劣化要因を抑制)、第五に「フッ素系塗料」(耐用年数15〜20年、高耐久・高価格、ビル・タワーマンション)、第六に「無機系塗料」(耐用年数20〜25年、最高級、超高耐久・耐汚染)、第七に「光触媒塗料」(セルフクリーニング機能、耐用年数15〜20年)などがある。一般的に、外壁の上塗りは2回塗りで規定膜厚を確保し、メーカー指定の希釈率・塗装間隔・気温湿度条件を厳守することが品質確保の絶対条件となる。代表的な塗料メーカーは、関西ペイント、日本ペイント、SK化研、エスケー化研、大日本塗料、ロックペイント、アステックペイント、プレマテックス、水谷ペイント、シントウケミトロ、菊水化学工業、ニッペホームプロダクツ、ベック株式会社など。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における外壁塗装工事では、上塗りの選定が建物の長期耐久性・運営コストを大きく左右するため、収益不動産オーナーへの提案では「耐用年数別ライフサイクルコスト試算」(短期コスト最安/長期コスト最安の比較)を提示することが効果的である。明誠フランチャイズの塗装工事専門会社では、ロープアクセス工法と組み合わせた効率的施工と、調査診断・塗装履歴分析に基づく最適仕様提案により、収益不動産オーナーの長期価値最大化を実現している。JCSAでも塗料・塗装工事の技術セミナーを定期開催している。

