用語集

亜鉛めっき鉄筋

読み方
あえんめっきてっきん

亜鉛めっき鉄筋(あえんめっきてっきん、Galvanized Reinforcing Bar、Galvanized Rebar)とは、鉄筋コンクリート(RC)構造物・鉄筋コンクリート造(RC造)建物の主筋・配力筋・帯筋・スターラップなどに使用される鉄筋(異形棒鋼SD295A、SD345、SD390、SD490、SD590等)の表面に、亜鉛めっき処理を施した防錆鉄筋の総称である。一般の黒皮鉄筋(無処理鉄筋)は、コンクリートのアルカリ性環境下では不動態被膜により錆びにくいが、コンクリートの中性化・塩害・凍害・劣化などによりアルカリ性が失われると鉄筋腐食が進行し、鉄筋膨張による爆裂、コンクリートのひび割れ・剥落、構造耐力低下といった重大な劣化現象を引き起こす。これに対し、亜鉛めっき鉄筋は鉄筋表面に亜鉛めっき層(通常0.6〜1.0kg/㎡、めっき厚70〜120μm)を施すことで、(1)コンクリートの中性化が鉄筋まで到達しても腐食開始を大幅に遅延、(2)塩害環境下でも長期耐久性を確保、(3)犠牲防食作用により小さな傷があっても鉄筋本体の腐食を防止、(4)コンクリートとの付着強度の確保(亜鉛とアルカリの反応を制御)、などの効果を発揮する。製造方法は、JIS H 8641(溶融亜鉛めっき)に準拠した溶融亜鉛めっき方式が主流で、鉄筋を切断・曲げ加工した後にめっき処理する場合と、めっき後に切断・曲げ加工する場合がある。後者の場合、切断・曲げ加工部のめっきが剥がれることへの対処(ジンクリッチペイント補修等)が必要となる。亜鉛めっき鉄筋は、(A)海岸沿いの塩害環境(東京湾、相模湾、瀬戸内海、沖縄)、(B)凍結防止剤散布の影響を受ける道路橋・高架道路、(C)化学プラント・産業施設、(D)プール・温泉施設、(E)長期耐用構造物(重要文化財建造物の修復、橋梁、ダム、地下構造物)、(F)寒冷地・凍害環境、などで採用される。マンション・ビルの大規模修繕工事における鉄筋露出補修・斫り補修・コンクリート躯体補修においても、塩害・凍害環境下では亜鉛めっき鉄筋を採用した補修仕様が選定されることがあり、明誠フランチャイズの鉄筋工事・型枠工事専門会社が高耐久な補修施工を提供している。

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