用語集

亜鉛めっき

読み方
あえんめっき

亜鉛めっき(あえんめっき、Galvanizing)とは、亜鉛メッキと同義で、鋼材表面に亜鉛(Zn)の薄層を被覆して内部の鉄を腐食から守る防錆処理技術の総称である。建築・建設業界においては、ひらがな表記「亜鉛めっき」、カタカナ表記「亜鉛メッキ」、英語表記「Zinc Coating」「Galvanizing」など複数の表記が混在しており、JIS規格(日本産業規格)では「亜鉛めっき」(ひらがな)が標準表記として採用されている。主な処理方法は、(1)溶融亜鉛めっき(Hot Dip Galvanizing、HDG):JIS H 8641、めっき厚40〜130μm、最高耐久性、(2)電気亜鉛めっき(Electrogalvanizing、EG):JIS H 8610、めっき厚5〜25μm、薄くて意匠性良好、(3)合金化溶融亜鉛めっき(GA):めっき後に加熱処理して亜鉛と鉄の合金層を形成、(4)連続溶融亜鉛めっき鋼板(SGC、SGH等):薄鋼板の高速大量生産用、(5)亜鉛末塗装(亜鉛末を高比率で含む防錆塗料)、などがある。亜鉛めっきの2大防錆効果は、(A)バリア効果(めっき層が物理的に鋼を空気・水分から遮断)、(B)犠牲防食効果(亜鉛が鋼より優先的に酸化し鋼を電気化学的に保護)であり、後者により小さなキズが入っても周辺の亜鉛が消耗して鋼を守る独特の長期防食性能を発揮する。建築・建設業界での主な用途は、(i)足場・支保工・仮設材、(ii)鉄骨構造材(梁・柱・ブレース・接合金物)、(iii)屋根材・外壁材(ガルバリウム鋼板SGL)、(iv)配管(白ガス管SGP-W、給水管、消火配管)、(v)金物(手すり、フェンス、ボルト・ナット、アンカー、ハンガー)、(vi)電線管・電線ラック・配線ボックス、(vii)ダクト類、(viii)駐車場立体駐車場の鉄骨フレーム、(ix)橋梁・高架道路・道路標識、(x)街路灯・電柱、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における対象部位として、屋上手すり・避雷設備・防水パラペット笠木・換気フード・配管支持金物・PSパイプスペース内配管・受水槽架台などの亜鉛めっき部材の経年劣化状況を診断し、防錆塗装の更新・部分交換・全交換などの最適提案を行うことが明誠の専門領域である。

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