用語集
伊東豊雄
伊東豊雄(いとうとよお、Toyo Ito、1941年〜)とは、日本を代表する世界的建築家の一人で、2013年プリツカー賞受賞者、建築界のノーベル賞と称される本賞を受賞した日本人としては丹下健三・槇文彦・安藤忠雄・SANAA(妹島和世・西沢立衛)に続く第6・7番目の受賞者の一人として知られる。1941年京城(現ソウル)生まれ、東京大学工学部建築学科卒業後、菊竹清訓建築設計事務所を経て1971年に独立、現在は伊東豊雄建築設計事務所代表として国際的に活躍する。代表作には「シルバーハット」(1984年)、「八代市立博物館」(1991年)、「せんだいメディアテーク」(2000年)、「TOD’S表参道ビル」(2004年)、「みんなの森ぎふメディアコスモス」(2015年)、「台中国家歌劇院」(2016年、台湾)、「松本市民芸術館」、「多摩美術大学図書館」など、国内外で数多くの傑作建築を生み出している。建築理念は「流動性・透明性・身体性」を核とし、近代主義の硬直したグリッド構造を超越して、自然界の有機的な曲面・流動的な空間構成・身体感覚に寄り添う建築を追求してきた。せんだいメディアテークでは13本の有機的なチューブ状柱が建物を貫通する独創的構造、台中国家歌劇院では曲面壁が建物全体を構成する複雑形状、TOD’S表参道ビルでは欅の枝のような開口パターンを持つ外装など、いずれも建築の常識を打ち破る革新的デザインで世界の建築界に衝撃を与えた。教育者としても東京大学・東北大学・コロンビア大学などで教鞭をとり、現在は「伊東建築塾」を主催して若手建築家育成にも力を注いでいる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事においては、伊東豊雄設計建築の改修案件は文化的価値・建築史的価値が極めて高く、設計意図を尊重した極めて繊細な修繕設計が要求される。明誠ではこうした著名建築家設計建築の改修にも対応できる技術力と提案力を培っている。

