用語集

会津大仏

読み方
あいづだいぶつ

会津大仏(あいづだいぶつ)とは、福島県会津地方に複数存在する大型の仏像・観音像の総称、または特定の大仏像を指す呼称で、代表的なものとして会津若松市の願成寺会津大仏(阿弥陀如来坐像、平安時代後期作、像高約2.4m、国指定重要文化財)、会津坂下町の恵隆寺立木観音(千手観音立像、平安時代作、像高約8.5m、国指定重要文化財)、喜多方市の願成寺会津大仏(鎌倉時代作、像高約2.2m)、会津美里町の中田観音(弘安寺、十一面観音菩薩立像、像高約1.7m)などがある。とりわけ会津若松市河東町の「会津慈母大観音」(1987年建立、高さ57m)は近代の大型観音像として知られるが、これは歴史的「会津大仏」とは区別され、現代の観光名所・宗教施設として独自の位置付けを持つ。歴史的な会津大仏群は、いずれも平安時代から鎌倉時代にかけて造立された木造彫刻が中心で、寄木造(よせぎづくり)の技法で制作され、表面に漆箔(うるしばく)または彩色が施されている。長い年月の経過により彩色の剥落・木質の収縮・乾燥割れ・虫害(シロアリ等)・カビ・湿気による劣化が進むため、定期的な修復工事が必要となる。文化財建造物・仏像の修復は、文化財保護法および各都道府県の文化財保護条例に基づき、文化庁の指導・補助金支援の下で実施され、修復技術者(伝統工芸士・国宝修理装潢師連盟・木彫専門技術者・漆工芸士)による高度な専門技術が動員される。仏像本体だけでなく、収納する仏堂・収蔵庫の屋根・壁・床・防水・空調・照明・防犯設備の修繕も並行して必要となるケースが多い。マンション・ビル大規模修繕の文脈とは直接的には異なるが、文化財建造物の修繕工事においても、足場仮設の難しさ・足場費用の圧縮ニーズが大きく、ロープアクセス工法が活用される場面がある。明誠は文化財建造物の修繕実績も視野に、フランチャイズ加盟の塗装・防水・タイル工事会社と連携した特殊建築物修繕にも対応可能な技術ネットワークを構築している。

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