用語集
位置決め
読み方
いちぎめ
位置決め(いちぎめ、Positioning / Marking Out)とは、建築工事で部材・設備・仕上材を取り付ける位置を正確に決定し、墨出し・印付け・基準線設置を行う作業の総称で、施工精度を左右する基本的な工程である。位置決めの主要技術は、(1)墨出し(墨壺・墨ツボでの直線描画、和墨と現代マーカー)、(2)水平器・水準器による水平確認、(3)下げ振り(重錘)による垂直確認、(4)レーザー墨出し器(レーザー水平・垂直・直角線投影)、(5)トータルステーション(測量機器、大規模建築用)、(6)GPS・GNSS(屋外大規模工事)、などである。各工種の位置決め例は、(A)構造躯体(基礎位置・柱位置・梁位置)、(B)建具(窓・扉の開口位置)、(C)設備(電気配線・配管・空調機器位置)、(D)仕上材(タイル・サイディングの割付)、(E)外構(門・塀・植栽の位置)、(F)足場(建枠・布材の架設位置)、(G)ロープアクセス(吊下用支点位置)、などである。施工精度の重要性は、(i)建築基準法の寸法精度規定、(ii)後工程の施工性確保、(iii)意匠的な見栄え(タイル割付・仕上の通り)、(iv)将来の維持管理の容易性、(v)建物の耐久性、などに直結する。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では、(α)既存建物の現況把握、(β)改修部位の位置決め、(γ)足場・ロープ支点の安全な位置決め、(δ)新規設備・仕上材の正確な位置決め、などが施工品質を決定する。明誠は3工法選択肢を活かした最適提案で、施工精度と効率を両立する。

