用語集
内幅木タイル
内幅木タイル(うちはばきタイル、Internal Skirting Tile)とは、建物内部の壁と床の取合い部に張るタイルを指し、タイル張り壁面の巾木(はばき、ベースボード)として活用される現代のタイル工事の基本部材概念である。床仕上と壁仕上の境界部に設置することで、第一に「タイル張り壁面の意匠的完成度向上」(壁面と床面の連続性、すっきりとした納まり)、第二に「掃除・メンテナンスの容易さ」(モップでの清掃、汚れ・水分からの壁面保護)、第三に「壁面下端の傷防止」(家具・什器の衝突から壁を保護)、第四に「給排水管・配線の保護」(壁内配管・配線の取り合い部処理)などの機能を実現する。本タイルの主な特徴は、第一に「壁面タイルと統一された意匠」(同シリーズ・同色での連続性)、第二に「適切な高さ」(60〜150mm程度が標準、空間スケールに応じて選定)、第三に「目地処理」(壁面タイルとの連続目地、床タイルとの取合い目地)、第四に「コーナー処理」(出隅・入隅の連続性)、第五に「衛生性能」(防カビ・防汚加工)などである。素材別の分類として、第一に「磁器質タイル」(最も標準的、耐久性・清掃性・意匠性のバランス)、第二に「陶器質タイル」(住宅用、コストパフォーマンス)、第三に「ガラスモザイクタイル」(高級グレード、意匠性)、第四に「天然石」(高級グレード、ホテル・サロン)などが、用途・予算・意匠に応じて選定される。設置箇所として、第一に「浴室の腰壁取合い」、第二に「キッチンの調理台前壁」、第三に「トイレの腰壁」、第四に「玄関・廊下の壁面下端」、第五に「商業空間の壁面下端」などである。代表的なタイルメーカーには、LIXIL(INAX)、TOTO、ニッタイ工業、ガムロン、平田タイル、ダイナテック工業、名古屋モザイク工業、エコモザイク、藤栄陶器、サンワカンパニー、Marazzi(イタリア)、Florim(イタリア)、Atlas Concorde(イタリア)等。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における内装タイル更新工事では、内幅木タイルの更新も同時に行われ、空間の意匠完成度を高める。特にホテル・サービスアパートメント・高級マンションの浴室・キッチン・トイレリニューアルで、内幅木タイルの統一感ある選定が、空間グレード感を一段引き上げる。明誠フランチャイズのタイル工事専門会社では、各社製品の取扱経験を有し、収益不動産オーナーへの最適な意匠提案を行っている。

