用語集

内断熱

読み方
うちだんねつ

内断熱(うちだんねつ、Interior Insulation、Internal Insulation)とは、建物の構造体(柱・梁・コンクリート躯体)の内側に断熱材を施工する断熱工法を指し、外断熱と比較される従来型の断熱工法概念である。日本の住宅・建築の主流断熱工法として、戦後の住宅普及期から現在まで広く採用されてきた。本工法の特徴は、第一に「コストが安い」(材料費・施工費が外断熱より2〜3割安)、第二に「施工が容易」(壁内部への断熱材設置、内装と一体施工)、第三に「既存建物の改修対応性が高い」(後付け改修が比較的容易)などである。一方、課題として、第一に「結露が発生しやすい」(壁内結露、構造体の冷却による熱橋)、第二に「断熱性能の不均一」(柱・梁部位での断熱欠損)、第三に「断熱性能が外断熱より劣る」(壁内空気層の熱橋)、第四に「躯体保護効果が小さい」(コンクリート躯体は外気温の変動を直接受ける)などが挙げられる。断熱材の種類は、第一に「グラスウール」(最も普及、安価、施工性良好)、第二に「ロックウール」(防火性能、グラスウールより耐熱性高い)、第三に「セルロースファイバー」(リサイクル新聞紙を主材、調湿性能良好)、第4に「発泡ウレタン」(吹付施工、隙間充填性に優れる)、第五に「ポリスチレンフォーム(EPS、XPS)」(断熱性能、防水性能)、第六に「フェノールフォーム」(高性能断熱、薄肉化)などである。施工方式は、第一に「グラスウール充填」(最も普及)、第二に「吹付発泡ウレタン」(隙間充填性)、第三に「ボード貼付」(薄肉発泡板の貼付)、第四に「セルロースファイバー吹込み」(リフォーム適性)など。法的位置付けは、第一に「建築物省エネ法(2025年4月から原則として全建築物が省エネ基準適合義務化)」、第二に「住宅性能表示制度(断熱等性能等級1〜7)」、第三に「ZEH(Net Zero Energy House)基準」、第四に「LCCM(Life Cycle Carbon Minus)住宅基準」など。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における断熱改修工事は、近年の省エネ法・カーボンニュートラル対応の重要工事として注目される。特に、第一に「住戸内壁面の内断熱補強」、第二に「窓・サッシの断熱改修」、第三に「天井裏断熱の補強」などが標準的な改修メニューとなる。明誠フランチャイズの内装・断熱工事専門会社では、断熱改修の総合対応が可能で、収益不動産オーナーの省エネ・快適性向上提案を行っている。JCSAでも省エネ建築の最新トレンドを発信している。

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