用語集

印紙税節税

読み方
いんしぜいせつぜい

印紙税節税(いんしぜいせつぜい、英:Stamp Duty Saving)とは、印紙税法に定められた合法的な手法により、印紙税負担を軽減する税務戦略を指す税務用語である。マンション・ビル・ホテルなど大規模建築物の売買契約・大規模修繕工事請負契約・金銭消費貸借契約などでは、1億〜10億円規模の取引金額により印紙税6万〜16万円超が発生するため、節税効果が大きい税目となる。印紙税節税の主な手法は、第一に「電子契約への移行」(電子データ形式の契約書には印紙税が課税されない、契約書を紙で作成しなければ印紙税は発生しない、クラウドサインやドキュサイン等の電子契約サービスを活用)、第二に「契約書の作成数最適化」(必要最小限の契約書数に限定、副本・写しの作成を抑制)、第三に「軽減税率の活用」(建設工事の請負契約書は平成26年4月〜令和9年3月31日の期間中、軽減税率が適用)、第四に「契約の分割回避」(一括契約の方が分割契約より総印紙税が少なくなる場合の検討)、第五に「適切な課税区分判定」(誤った高額区分への適用を避ける)、第六に「変更契約書の取り扱い」(金額変更・期間変更時の追加印紙税の最小化)、などである。電子契約の普及により、不動産業界・建設業界では印紙税節税効果が顕在化しており、特に大手不動産会社・大手ゼネコン・大手建設会社は電子契約への移行が進んでいる。2022年5月の宅地建物取引業法改正により、不動産取引における重要事項説明書・契約書面の電子化が解禁され、今後さらに電子契約の普及が加速する見込みである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事請負契約も、紙ベースでは数十万円の印紙税が発生するが、電子契約に移行すれば0円となるため、節税効果が大きい。明誠ではフランチャイズ加盟会社と建物オーナー間の契約締結時に、電子契約サービスの活用提案を行い、双方のコスト削減と業務効率化を実現している。JCSAでも建設業者向けに電子契約・印紙税節税の経営支援セミナーを定期開催している。

← 用語集一覧へ戻る

お気軽にご相談ください!