用語集
印鑑証明書
印鑑証明書(いんかんしょうめいしょ、英:Certificate of Seal Registration、Seal Registration Certificate)とは、市町村役場(または特別区役所、政令指定都市の区役所)が、住民が予め登録した印鑑(実印)が本人のものであることを証明する公的証明書を指す行政・不動産取引・契約実務用語である。日本では古来印鑑(はんこ)による意思確認文化が浸透しており、不動産売買・建物登記・自動車登録・公正証書作成・遺産分割・連帯保証・公的書類提出など、極めて重要な取引において印鑑証明書が法的に必要となる。印鑑登録の手続きは、住民の住所地の市町村役場に直接出向き、実印として使用したい印鑑(実印として使用する印鑑は氏名フルネーム・名前のみ・氏名イニシャル・通称名など複数の規定)、本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード)、申請書を提出することで完了する。登録後は印鑑登録証(カード)が交付され、その後は印鑑証明書発行請求時に登録カードを提示することで、年中無休(コンビニ交付サービス対応自治体)で印鑑証明書の発行が可能となる。印鑑証明書の発行手数料は1通200〜300円程度(自治体により異なる)。マンション・ビル・ホテルなど不動産取引における印鑑証明書の必要場面は、第一に売買契約締結時(売主・買主双方)、第二に所有権移転登記申請時(法務局提出)、第三に金融機関の住宅ローン契約時、第四に火災保険・地震保険加入時、第五に売却仲介契約締結時(不動産仲介会社との委任契約)、第六に管理組合の理事就任承諾書、第七に大規模修繕工事の発注契約、第八に遺産相続関連書類、第九に連帯保証契約、などである。発行から3か月以内の最新版が要求されることが多いため、不動産取引・大規模修繕工事の発注段階では、関係者全員の印鑑証明書を期限内に揃える事務作業が重要となる。明誠フランチャイズの加盟会社と建物オーナー間の大規模修繕工事請負契約でも、印鑑証明書の取得・提出が標準的な手続きの一部となる。

