用語集
埋戻し材
埋戻し材(うめもどしざい)とは、建築・土木工事の掘削箇所を埋め戻すために使用される土砂・改良土・流動化処理土・砕石類など各種の材料の総称を指し、用途・地盤条件・要求品質に応じて適切な材料が選定される現代建設工事における基本的な土工事材料概念である。主要な埋戻し材の分類として、第一に「現場発生土の良質土再利用」(最も経済的、ただし含水比・粒度・有害物質の品質確認が必要)、第二に「山砂」(透水性・締固め性に優れ、配管周りの埋戻しに頻用)、第三に「砕石・再生砕石(RC-40・RC-80など)」(高締固め性が必要な場合、舗装下地)、第四に「流動化処理土」(建設発生土に固化材・水・流動化剤を添加してスラリー状に練り混ぜ、自己充填性能を持つ)、第五に「改良土・固化土」(セメント・石灰系固化材で改良した高強度埋戻し材)、第六に「気泡軽量土(FCB工法、エアモルタル)」(軽量化により沈下抑制、橋台背面・擁壁背面で採用)、第七に「発泡スチロール(EPS工法)」(超軽量、軟弱地盤上の盛土)などである。流動化処理土は1990年代以降急速に普及し、東京都・首都圏の地下インフラ工事・上下水道工事・通信ケーブル工事の埋戻しで標準的に採用され、人力転圧不要・狭隘部の充填性・建設発生土の有効利用などのメリットから注目されている。代表的なメーカー・施工会社には、株式会社不動テトラ、ライト工業株式会社、株式会社小野田ケミコ、大成ロテック、株式会社加藤建設、株式会社三井住友建設などがあり、地盤改良・土壌処理の専門業者として技術蓄積している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における関連は限定的だが、外構工事・地中埋設配管更新工事・擁壁修繕工事などで埋戻し材の品質選定が長期耐久性を左右する。明誠フランチャイズの外構工事・土木工事専門会社では、適切な埋戻し材選定と品質管理により、施工後の沈下・クラック発生を未然に防止する施工品質を実現している。JCSAでも土工事・土壌改良関連のセミナーを開催し、加盟会社の技術力向上を支援している。

