用語集
売建住宅
売建住宅(うりたてじゅうたく)とは、土地と建物(建築請負)を別々に契約する不動産販売方式の住宅を指し、土地は土地売買契約、建物は別途、指定された建築会社(売主・売主指定の関連会社・パートナー会社)との建築工事請負契約により取得する、現代の不動産取引における重要な販売形式概念である。一般的な不動産販売方式「建売住宅」(土地と建物を一体で取得)と区別される派生形式で、買主にとってのメリットは、第一に「自分の好みで建物プランを選択できる(建売の完成品より自由度高)」、第二に「土地のみ先行取得・後から建築(資金繰りに柔軟性)」、第三に「住宅ローン制度上の有利性(土地と建物を別建てで借入可能)」などがある。一方、デメリットは、第一に「建築会社が指定されることが多い(買主の選択自由度が制限される)」、第二に「最終的な総額が建売より高くなることがある」、第三に「建築期間中の二重家賃発生リスク」、第四に「契約形式の複雑さ」などが挙げられる。法的には、宅地建物取引業法と建設業法の両方の規制対象となり、土地売買契約(媒介・代理)と建築請負契約(建設業許可業者による施工)が並行進行する形態を取る。なお、建築会社が完全に指定される場合と、買主が複数の指定業者から選択できる場合があり、また厳密には「土地付き建築条件付き住宅」と呼ばれる類似形式も存在する(土地売買契約締結後、一定期間内に建築請負契約を締結することが条件)。地方の住宅地分譲では売建住宅・建築条件付き土地が多用される傾向があり、首都圏では建売住宅と注文住宅が主流となっている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事業者である明誠は売建住宅自体への直接関与は少ないものの、戸建分譲地の外構工事・追加塗装・防水改修などで関連する場合がある。フランチャイズ加盟会社のうち戸建住宅市場をターゲットとする塗装・防水会社では、築10年経過後の外壁塗装・屋根塗装・防水更新などの需要を継続的に取り込んでおり、JCSAでも住宅市場関連の経営情報発信を行っている。

