用語集

孔あき板

読み方
あなあきばん

孔あき板(あなあきいた、Perforated Panel)とは、規則的に多数の小孔を穿孔したパネル状の建材で、内部に空気層やグラスウール・ロックウール等の吸音材を組合せて使用することで、低周波音から中音域まで幅広い周波数の吸音効果を発揮する建築音響材料の代表格である。原理は「ヘルムホルツ共鳴」と呼ばれ、孔と背後空気層が共鳴系を形成し、特定周波数の音波エネルギーが板の孔を通過する際に摩擦・粘性損失で熱エネルギーに変換されて吸音される。共鳴周波数は孔径・孔ピッチ・板厚・背後空気層厚で決まり、設計時に適切に組合せることで30〜100Hzの低周波から1,000〜4,000Hzの高周波まで広範囲の吸音を実現できる。代表的な材質はアルミ・スチール・木質繊維板・石膏ボード・ロックウール板・木質有孔ボードなどで、孔径は3〜10mm、孔ピッチは10〜25mm、開孔率は5〜20%が一般的である。用途は、コンサートホール・劇場・スタジオ・ホール・会議室・教室・住宅シアタールーム・録音スタジオ・カラオケ店・体育館・工場の遮音壁など多岐にわたる。建築音響設計においては、室内残響時間・反響特性・SN比・遮音性能のバランスを綿密に計算した上で、孔あき板の配置・仕様を決定する高度な技術が要求される。マンション大規模修繕工事においても、共用部のリニューアル時に音響改善のため孔あき天井板・壁パネルの追加施工を提案するケースがあり、明誠はフランチャイズ加盟の内装・音響工事会社と連携した総合提案ができる。

← 用語集一覧へ戻る

お気軽にご相談ください!