用語集

宇和島城

読み方
うわじまじょう

宇和島城(うわじまじょう)とは、愛媛県宇和島市丸之内に所在する平山城形式の城郭建築を指し、1601年に築城名手として知られる藤堂高虎によって築かれた、現代の日本における重要な歴史的建築物概念である。築城当初は板島丸串城と呼ばれ、後に伊達秀宗(伊達政宗の長男)が入城して宇和島藩の藩庁となり、宇和島伊達家10万石の本拠として明治維新まで続いた。現存天守は3代目で1666年(寛文6年)に2代藩主伊達宗利が建造した三重三階の独立式層塔型天守で、層塔型天守としては最古級の遺構として高く評価されている。1934年(昭和9年)に国宝指定(旧国宝法)、1950年の文化財保護法施行後は重要文化財として保護され、現存12天守(弘前・松本・丸岡・犬山・彦根・姫路・松江・備中松山・丸亀・松山・宇和島・高知)の一つに数えられる希少な歴史的建築である。建築学的特徴として、第一に「破風(千鳥破風・唐破風)の優美な意匠」、第二に「白漆喰塗りの外装」、第三に「複雑な木造軸組構造」、第四に「天守台の高石垣(藤堂高虎独特の角度の付いた石垣構築技法)」、第五に「曲輪配置(本丸・二の丸・三の丸の縄張り)」などが挙げられる。観光資源としても重要で、宇和島市の主要観光地として年間多数の観光客が訪れる。2018年に大規模な保存修理工事が完了し、伝統的な工法で創建当初の姿に近い形で復元された。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事との直接関連は限定的だが、城下町宇和島の伝統的建造物群・登録有形文化財建築の維持管理・改修・観光地周辺ホテル・旅館の大規模修繕などで関連知識が活用される。明誠フランチャイズの伝統建築・文化財対応の建具・塗装・防水・板金専門会社が連携対応し、JCSAでも伝統建築・文化財修復関連のセミナーを開催し、加盟会社の技術力向上を支援している。地方の建設業者にとって、歴史的建造物・文化財建築の保存修理は専門技術の発揮機会であり、地域貢献・観光振興とも連動した重要な事業分野である。

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