用語集
安定器
読み方
あんていき
安定器(あんていき、Ballast)とは、蛍光灯・水銀灯・ナトリウムランプ・メタルハライドランプなどの放電灯(ガス放電を利用した照明器具)に組み込まれる点灯・電流安定化装置で、放電灯特有の負性抵抗特性に対応して放電電流を一定に保つ役割を担う電気部品である。放電灯は点灯時に高電圧が必要で、点灯後は電流が無制限に増加する負性抵抗特性を持つため、そのまま電源に直結すると電流が暴走し器具が破損する。安定器は、(1)始動時の高電圧を発生させてランプを点灯、(2)点灯後は電流を制限して安定動作を維持、(3)力率改善のためのコンデンサ機能、などを担う。代表的な方式は、(A)銅鉄式安定器(磁気回路型、コア+コイル)、(B)電子安定器(インバータ方式、高効率・低騒音)、(C)高周波点灯安定器(Hf型蛍光灯用)、などがある。2020年代以降、LED照明の普及に伴い、(i)蛍光灯製造終了(水俣条約による2027年世界的製造禁止)、(ii)安定器需要の急速な減少、(iii)既存安定器の交換・廃棄、が進行中である。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における共用部照明のLED化更新工事では、既存蛍光灯器具の撤去と新規LED器具への一括交換が標準となり、安定器の処分対応も含めた電気工事が求められる。明誠はフランチャイズ加盟の電気工事会社と連携し、外壁修繕と並行した共用部LED化更新工事を総合提案できる体制を強みとしている。

