用語集

当たり取り

読み方
あたりとり

当たり取り(あたりとり、Atari-tori)とは、建築・大工・左官・タイル・石材工事における伝統的な技法・用語で、部材同士の取り合い部・接合部の納まりを調整するために、部材の一方または両方を削ったり、形状を合わせたりする職人の手仕事を指す建築業界の専門用語である。具体的には、(1)柱と梁の仕口の刃当たりを取る、(2)建具と枠の隙間を均一に整える、(3)タイルと壁の取り合いを綺麗に揃える、(4)石材と石材の継ぎ目を密着させる、(5)モルタル・コンクリートと既存部材の段差を解消する、(6)造作家具と壁・床・天井の取り合いを納める、などの多様な場面で「当たり取り」が行われる。当たり取りの基本工程は、(A)下地・既存部材の状態確認(凹凸・歪み・傾斜)、(B)部材の仮置き・墨出し・けがき、(C)少しずつの削り・調整・試し置き、(D)密着確認・微調整、(E)固定・仕上げ、の5段階である。当たり取りは熟練の職人による手仕事で、機械加工では代替できない繊細な調整技術として、伝統建築・寺社建築・茶室建築・高級住宅・文化財建造物の修復工事などで特に重要視されている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事において、共用エントランス・廊下・客室・茶室などのクラシック・伝統意匠の修復工事、造作家具の補修・取付工事、サイン・案内板・装飾材の取付工事などで、当たり取りの技術が活かされる。明誠ではフランチャイズ加盟の大工・左官・タイル・石材・建具・内装専門会社と連携し、熟練職人による高品質な修繕工事を全国で提供している。

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