用語集

後付け工法

読み方
あとづけこうほう

後付け工法(あとづけこうほう)とは、コンクリート躯体の打設・養生完了後に、タイルや石材などの仕上げ材を躯体表面に張り付ける工法の総称で、現代のマンション・ビル・商業施設の外壁・内壁仕上げで広く採用されている標準工法である。これに対して「打込み工法」は、コンクリート打設前の型枠内にタイルを並べ、コンクリート硬化と同時に一体化させる工法であり、後付け工法とは対照的な施工方式となる。後付け工法のメリットは、(1)意匠の自由度が高く、設計変更や色柄選定の調整がしやすい、(2)施工現場のタイル選別が可能で、品質均一性を確保しやすい、(3)将来の修繕・タイル張替も容易、(4)打込み工法のような型枠への精密配置作業が不要で、躯体工事の工期短縮に貢献、などが挙げられる。一方、デメリットとしては(1)下地材(モルタル)とタイル接着面の剥離リスクが打込み工法より高い、(2)モルタル接着剤の経年劣化により浮き・剥落が発生しやすい、(3)地震荷重・温度応力・凍結融解の繰返しで剥落事故に至る可能性、などがあり、定期的な打診検査・赤外線サーモグラフィ調査・全面打診による浮き発見が建物の安全性確保に不可欠である。マンション大規模修繕工事においては、外壁タイルの浮き調査と部分張替・全面張替が中核工事となり、明誠ではロープアクセス工法による高所タイル調査・補修により、足場費を大幅削減しつつ高品質な改修を実現する。打診検査の自動化(ドローン・打診ロボット・AI画像解析)の最新動向にも対応した提案力が強みである。

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