用語集
打ち替え工法
打ち替え工法(シーリング打ち替え工法、Sealant Replacement Method)とは、シーリング材の補修・更新における、既存シーリングを全撤去して新規に充填する標準的な工法を指し、シーリング工事の中で最も確実な完全更新工法として、大規模修繕工事のシーリング工事で標準採用される工法概念である。前項「打ち替え」(行1498)とほぼ同義で、特に「工法」としての観点から、施工管理・品質管理・コスト管理の体系として整理した用語である。本工法の主な工程・品質管理のポイントは、第一に「既存シーリング撤去」(目地内の完全撤去、残存物のないクリーンな目地)、第二に「目地形状の確認」(目地幅、深さ、被着体の状態)、第三に「適切なバックアップ材設置」(目地深さ調整、3面接着回避、ボンドブレーカーテープ併用)、第四に「プライマー塗布」(メーカー指定プライマーの選定、塗布量・塗布回数、オープンタイム遵守)、第五に「シーリング材充填」(適切な気温・湿度での施工、エア混入防止、十分な充填密度)、第六に「ヘラ仕上」(表面の平滑化、適切な仕上形状)、第七に「適切な養生」(指定硬化時間の確保、急激な動きの回避)、第八に「品質検査」(充填密度、接着性、表面状態)などである。打ち替え工法と打ち増し工法(既存シーリング上に新規充填)の比較は、第一に「耐久性」(打ち替えは10〜15年、打ち増しは5〜7年)、第二に「コスト」(打ち替えは2〜3倍、打ち増しは1倍)、第三に「工期」(打ち替えは長い、打ち増しは短い)、第四に「下地確認」(打ち替えで目地・被着体の状態確認可能)、第五に「廃材」(打ち替えは旧材廃棄、打ち増しは廃材少)などである。シーリング材の選定基準は、第一に「使用部位」(外壁目地、サッシ周り、屋根目地、コンクリート目地等)、第二に「被着体材料」(コンクリート、アルミ、PVC、ガラス等との相性)、第三に「動きの予測」(部材の伸縮幅、ムーブメント特性)、第4に「耐候性要求」(紫外線、温度、湿度への耐性)、第五に「塗装の有無」(塗装可能か否か、ノンブリード品の必要性)、第六に「色合い」(標準色、調色品)などが総合的に判断される。代表的なシーリング材メーカーには、サンライズMSI、コニシ、シャープ化学、信越化学、東レダウコーニング、セメダイン、横浜ゴム、ハマタイト、シーカ・ジャパン、AGC、大日本塗料、関西ペイントなど。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事のシーリング工事では、打ち替え工法を基本仕様とすることが品質・耐久性確保の標準アプローチである。明誠フランチャイズの防水工事専門会社では、シーリング打ち替えのロープアクセス施工で、足場費削減と高品質仕上の両立を実現している。

