用語集

梅沢良三構造家

読み方
うめざわりょうぞうこうぞうか

梅沢良三(うめざわりょうぞう、1942年生まれ)は、日本を代表する構造家のひとりで、特に木造大空間・木造ハイブリッド構造・接合金物の研究開発において先駆的業績を残している現代の建築構造設計者である。東京大学工学部建築学科を卒業後、青木茂建築工房・梅沢建築構造研究所を主宰し、隈研吾建築都市設計事務所・伊東豊雄建築設計事務所・坂茂建築設計など、日本を代表する建築家との協働により、構造的に挑戦的な木造建築・複合構造建築を多数実現してきた。代表作品として、那珂川町馬頭広重美術館(隈研吾設計)、根津美術館(隈研吾設計)、長崎県美術館(隈研吾設計)、KAIT工房(石上純也設計)、シードルテラス(坂茂設計)、サニーヒルズ南青山(隈研吾設計)など多数があり、いずれも構造的合理性と意匠的革新性を両立した名建築として国内外で高く評価されている。梅沢氏の構造設計哲学は「軽やかで透明感のある構造」「材料の特性を引き出す設計」「日本の伝統木構造の現代化」「金物と木材のハイブリッド」などに特徴付けられ、現代木造建築の進化に大きく貢献している。著書には『木造に学ぶ構造デザイン』『構造デザイン講義』などがあり、後進の構造家・建築家の教育にも尽力している。日本構造家倶楽部・日本建築学会の活動でも要職を担い、木造建築普及のための業界的取り組みにも積極的に関与している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事との直接的関連は比較的少ないが、木造ハイブリッド構造の中高層建築(CLT集合住宅・木造ホテル)が増加する中、その維持管理・修繕技術の確立が今後の課題となっており、明誠でも木質系外装・内装の改修需要への対応を強化している。フランチャイズの塗装・防水・防火工事専門会社では、木造建築特有の維持管理ニーズに対応する技術蓄積を進めており、JCSAでも木造建築関連のセミナーを開催し、加盟会社の技術力向上を支援している。

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