用語集
液性限界
読み方
えきせいげんかい
液性限界(えきせいげんかい)とは、Liquid Limit(LL)の和訳で、土の含水比を増加させたとき、土が塑性状態から液状状態に変化する境界の含水比を指し、現代の土質工学・地盤工学における基本的な土性判定指標である。アッターベルグ限界(Atterberg Limits、スウェーデンの土質研究者アッターベルグが提案)は、土の状態を含水比に応じて、第一に「収縮限界(SL、土が乾燥して体積収縮が止まる含水比)」、第二に「塑性限界(PL、土が塑性状態から半固体状態に変化する含水比)」、第三に「液性限界(LL、塑性から液状に変化する含水比)」の3つに区分する概念体系である。塑性指数(PI = LL – PL)は土の塑性的性質を表す重要指標で、PIが大きい土ほど粘性土・膨張性が大きい土と判定される。液性限界はカサグランデ式落下装置による試験で測定され、JIS A 1205(土の液性限界・塑性限界試験方法)で規定される。土の液性限界が大きい土は、第一に「粘土分が多い」、第二に「圧縮性が大きい」、第三に「強度が低い」、第四に「水と接触すると膨張」などの特徴を持ち、軟弱地盤・問題地盤と判定されることが多い。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事との関連は限定的だが、新築・増改築時の地盤調査で液性限界が評価される。明誠ではフランチャイズ加盟会社の地盤調査・基礎工事専門会社と連携した対応も可能。JCSAでも地盤・建材関連セミナーを開催している。

