用語集
牛久阿弥陀大仏
牛久阿弥陀大仏(うしくあみだだいぶつ)とは、茨城県牛久市の浄土真宗東本願寺派牛久浄苑にある世界最大級の青銅製立像大仏の正式名称を指し、通称「牛久大仏」として広く知られる現代日本の超大型宗教建築物概念である。1992年に着工、1993年に完成、1995年に開眼供養が行われた。本尊は阿弥陀如来立像で、像高は世界一の立像大仏として国際的に認知されている。立像の主要寸法は、第一に「像本体高さ100m」(台座20m+像80m+蓮華10m)、第二に「重量4,000トン」、第三に「内部観覧フロア5層」(地上10m〜地上85mを観覧)、第四に「内部にエレベーター」(地下から85m地点まで移動可能)、第五に「拝観可能設計」(像内部に祭祀空間、展望ホール、参拝者用設備)などが挙げられる。比較対象として、自由の女神像(米国、像高46m)、奈良東大寺大仏(高さ約15m)、鎌倉大仏(高さ約11m)、ブラジル・リオデジャネイロのキリスト像(高さ38m)など、世界の主要な立像と比較しても、牛久大仏は突出した規模である。世界の宗教彫刻でも、中国・河南省魯山県の中原大仏(高さ128m)、ミャンマー・ヤンゴンのリゾーンサンキャ大仏(120m)に次ぐ規模で、青銅製立像としては最大級。本作の建築・構造技術として、第一に「青銅鋳造技術」(厚さ6mmの青銅版を複数組み合わせ)、第二に「内部鉄骨フレーム構造」(地震・風荷重に耐える構造)、第三に「電気設備」(エレベーター、照明、空調)、第四に「避雷設備」(高所への落雷対策)、第五に「外装メンテナンス計画」(青銅の経年変化、補修体制)などが組み合わされている。本浄苑は浄土真宗東本願寺派の信仰拠点として位置付けられ、年間多数の参拝者・観光客が訪れる。設計・施工は、株式会社竹中工務店、株式会社清水建設、株式会社大林組などの大手ゼネコンが関与した記録がある。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事との直接的関連は小さいが、超大型建造物の維持管理という意味で、建築業界における特殊用途の維持管理ノウハウの蓄積事例として参考になる。明誠ではロープアクセス工法の高所作業ノウハウを活用し、特殊用途の高所建造物の点検・補修対応も可能で、収益不動産オーナーの多様なニーズに応えている。JCSAでも特殊建築物の維持管理に関する技術セミナーを定期開催している。

