用語集
異常硬化
読み方
いじょうこうか
異常硬化(いじょうこうか、Abnormal Curing)とは、塗料・シーリング材・接着剤・モルタル等の硬化性建材が、正常な硬化反応とは異なる挙動を示し、想定した物性・性能が得られない不良現象の総称である。塗料における異常硬化の典型例は、(1)硬化遅延(低温・高湿度等で硬化が進まない)、(2)硬化過剰(硬化剤過剰投入で脆化)、(3)表面のみ硬化(内部未硬化、缶内重合)、(4)白化(湿気凝縮による塗膜白濁)、(5)チジミ・シワ(下層未硬化での上塗)、(6)剥離(下地との付着不良)、などである。シーリング材における異常硬化は、(A)表面のみ硬化で内部未硬化(特に2液混合不良時)、(B)プライマー不適合による硬化不良、(C)気泡発生(湿気との反応)、(D)色変化、などがある。モルタル・コンクリートでは、(i)凝結遅延(混和剤過剰)、(ii)異常凝結(フラッシュセット)、(iii)ひび割れ、(iv)強度不足、などが典型である。異常硬化の主要原因は、(α)施工環境(温度・湿度・気温・降雨)、(β)材料品質(保管不良・期限超過・異物混入)、(γ)混合比・撹拌方法、(δ)下地状態(汚れ・水分・素材)、(ε)施工方法(塗布量・塗布方法・乾燥時間)、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事で異常硬化が発生すると、補修・再施工で工期遅延・追加コストが発生し、施主との信頼関係も毀損する。明誠はフランチャイズ加盟の各専門業種の品質管理体制を整備し、異常硬化を未然に防ぐ施工管理を徹底している。

