用語集
石モザイク
読み方
いしもざいく
石モザイク(いしもざいく、Stone Mosaic)とは、小さく加工した石材片を組み合わせて模様・絵画・幾何学パターンを表現する伝統的な装飾技法、およびその完成品を指す。歴史的にはメソポタミア・古代ギリシャ・古代ローマ・ビザンチン帝国・初期キリスト教時代の床装飾・壁装飾で多用され、ローマのカラカラ浴場(3世紀)、ラヴェンナのサン・ヴィターレ聖堂(6世紀)、コンスタンティノープルのハギア・ソフィア(6世紀)など、世界遺産級の建築作品で石モザイクの最高峰が現存する。日本では大正・昭和初期の洋館建築(旧岩崎邸庭園・横浜山手の洋館群)や、明治期のキリスト教会堂建築で石モザイク床が用いられた事例がある。現代の建材分野では、(1)石モザイクタイル(小型石材片をシート状に並べた建材、施工性向上)、(2)石モザイク張りカウンター・壁面、(3)モザイクアート(フリースタイル創作)、(4)公共空間の床モザイク(駅・ホテル・美術館)、(5)プールサイド・スパエリアの装飾、などで活用される。素材は大理石・御影石・トラバーチン・オニキス・粘板岩・タイル状石材など多彩で、色調の組合せで多様な意匠表現が可能である。マンション・ホテル・商業施設の大規模修繕に伴う共用部リニューアルで、エントランスホールの床・壁面装飾として石モザイクが採用されるケースがあり、明誠はフランチャイズ加盟のタイル・石工事専門業者と連携し、こうした高意匠の修繕にも対応できる総合体制を有する。

