用語集
石垣崩落
読み方
いしがきほうらく
石垣崩落(いしがきほうらく、Stone Wall Collapse)とは、地震・集中豪雨・地盤沈下・経年劣化などの外的要因により、石垣全体または一部が変形・崩壊する現象で、近年は気候変動による豪雨災害の増加に伴い社会的にも重要視されている災害現象である。代表的な崩落事例は、(1)2016年熊本地震による熊本城石垣の大規模崩落(石垣総延長約13kmのうち約50箇所が被害)、(2)2018年西日本豪雨での各地の擁壁・石垣崩落、(3)2019年台風19号での首都圏石垣被害、(4)2020年7月豪雨での九州各地の被害、(5)2024年能登半島地震での金沢城・七尾城石垣被害、などである。崩落の主要メカニズムは、(A)背面盛土の含水量増加による土圧上昇、(B)地震時の慣性力による前方転倒モーメント、(C)排水機能不全(暗渠閉塞・植物根侵入)による水圧上昇、(D)石材の経年劣化(風化・割裂)、(E)下部地盤の支持力低下・沈下、などである。崩落防止対策は、(i)定期的な目視点検(傾き・はらみ・目地切れ・植物侵入)、(ii)排水機能の維持(暗渠清掃・水抜き穴確保)、(iii)背面盛土の含水管理、(iv)必要に応じた解体修理または補強工事(地盤改良・アンカー打設)、などである。マンション・ホテル・商業施設の擁壁・石垣管理は、近年豪雨災害の頻発化で重要性が高まっており、明誠はフランチャイズ加盟の専門業者と連携した擁壁診断・補修提案で、収益不動産オーナーの災害リスク軽減と資産価値維持に貢献する。

