用語集
石綿含有成形板
読み方
いしわたがんゆうせいけいばん
石綿含有成形板(いしわたがんゆうせいけいばん、Asbestos-Containing Formed Board)とは、セメント・石膏等のマトリックスに石綿繊維を補強材として配合し、板状に成形した建材の総称で、1970〜1990年代の建物に広く使用された石綿含有建材の代表例である。代表的製品は、(1)石綿セメント板(屋根材・外壁材、商品名「スレート」「コロニアル」「カラーベスト」等)、(2)石綿パーライト板(断熱・耐火板)、(3)石綿珪酸カルシウム板(耐火被覆・内装板)、(4)石綿スラグ石膏板(防火壁・天井板)、(5)石綿けい酸カルシウム板第二種(吹付け代替の耐火被覆)、(6)石綿含有ビニル床タイル(Pタイル)、などである。石綿含有率は通常5〜30%程度で、種類によって異なる。これら成形板は石綿障害予防規則上「非飛散性アスベスト」(レベル3)に分類され、通常使用時は石綿繊維の飛散リスクは低いが、解体・破断時には飛散の可能性があるため、適切な作業手順(湿潤化、手作業による丁寧な解体、保護具着用、廃棄物の二重梱包・密閉処分)が法令で定められている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における屋根葺替・外壁張替・内装解体では、1990年代以前築の物件で石綿含有成形板が確認されるケースが多く、(A)事前調査による含有有無の確認、(B)含有有り部位の適切な解体方法、(C)廃棄物処分(管理型処分場)、(D)作業者・周辺住民の安全確保、などの対応が必須となる。明誠は法令遵守と協力会社の有資格者活用で安全な施工を実現する。

