用語集
移動式クレーン
移動式クレーン(いどうしきくれーん、英:Mobile Crane)とは、クレーン等安全規則第2条第2号に基づき、原動機を内蔵し、不特定の場所に移動できるクレーンを指す建設機械用語である。固定式クレーン(タワークレーン・天井クレーン・ジブクレーンなど)と対比される概念で、自走または牽引により現場間を移動できる機動性が最大の特徴である。移動式クレーンには複数の分類があり、第一に「トラッククレーン」(トラックシャシ上にクレーン装置を架装、走行用と作業用の2つの運転席を持つ)、第二に「ホイールクレーン」(クレーン専用シャシ上にクレーンと運転台を一体構造化、走行も作業も同じ運転席)、第三に「クローラクレーン」(履帯式の走行装置を装備、軟弱地盤・狭所で活躍)、第四に「オールテレーンクレーン」(公道走行可能で全地形対応の高機能クレーン)、第五に「ラフテレーンクレーン」(不整地走行可能の中型クレーン)などに大別される。吊上荷重別の区分は、1トン未満(資格不要)、1〜5トン(小型移動式クレーン運転技能講習修了者)、5トン以上(移動式クレーン運転士免許保有者)と区分される。代表メーカーはタダノ、加藤製作所、コベルコクレーン、リープヘル、リーブヘル、TEREX、グローブなどである。建設業界では、ゼネコンの新築工事、土木工事、解体工事、設備工事、橋梁工事、鉄塔工事、プラント工事など多様な現場で活躍する。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では、足場資材の搬入・搬出、外装パネル材の吊上、給湯器・室外機の屋上設置、看板の取付・撤去、避雷針・アンテナの設置などに移動式クレーンが必要となる。明誠のロープアクセス工法は足場機材の搬入を最小化できるが、ハイブリッド工法では部分的に移動式クレーンを使用するケースがあり、フランチャイズ加盟の建設機械専門会社と連携してオペレーター・機械の手配を行っている。

