用語集
網入りガラス
読み方
あみいりがらす
網入りガラス(あみいりがらす、Wire Glass)とは、ガラスの内部に金属製の格子網(ワイヤーメッシュ)を封入したガラス建材で、火災時のガラス破片飛散防止と防火性能の確保を主目的とした特殊ガラスで、建築基準法上の防火地域・準防火地域における開口部に必須の建材である。製造方法は、溶融ガラスをロールフォーミング工程で板状に成形する際に、亜鉛メッキ鋼線または砲金線で編まれた金属格子網を中央層に挿入して圧着するロールアウトプロセスが標準で、JIS R 3204(網入りガラス及び線入りガラス)で品質規格が定められている。網のパターンは、(1)ひし形(一般的、視界の歪みが少ない)、(2)格子(プレーン)、(3)クロス(直交クロス)、などがあり、線径0.4〜0.7mm、線間隔10〜25mmが標準である。ガラス厚は6.8mm、10mm(厚物)が一般。網入りガラスの機能は、(A)火災時のガラス溶融によりガラス片が落下しても金属網で繋ぎ止めて落下事故を防止、(B)一定時間の遮炎性能を確保(30分・1時間防火設備)、(C)防犯ガラスとしての一定の効果、などである。ただし、(i)熱割れリスク(直射日光・暖房との温度差で割れやすい)、(ii)金属網の錆びによるサビ汁・変色(特に湿気の多い場所で発生)、(iii)断熱性能・遮音性能の不足、(iv)視覚的な意匠性の制約、などのデメリットがあり、近年は耐熱強化ガラス・耐熱合せガラス・複層防火ガラスなどへの代替が進んでいる。マンション・ビルの大規模修繕工事における網入りガラスのサッシ更新で、明誠はフランチャイズ加盟のサッシ・ガラス工事会社と連携した提案を行う。

