用語集

腕木

読み方
うでぎ

腕木(うでぎ、Brace Arm、Cantilever Arm、Bracket)とは、足場工事における支柱と布材を繋ぐ短い水平材を指し、建物外周方向に張り出す形で配置される現代の足場仮設工事の重要部材概念である。一般的な足場の構造は、支柱(縦方向の鉄パイプ)と布板(水平方向の足場板)の組み合わせで構成されるが、これだけでは足場と建物との隙間が大きく、作業効率や安全性に課題が生じる。腕木は、支柱と布板の間に設置することで、第一に「足場と建物の距離を適切に保つ」、第二に「布板の支持を強化」、第三に「補助足場・小布板の取付ベース」、第四に「外側からの墜落防止」、第五に「資材・工具の置き場確保」などの機能を担う重要な部材である。本部材の主な仕様は、第一に「鋼管パイプ(一般単管φ48.6mm)」(最も標準的)、第二に「クランプ接合」(自在クランプ・直交クランプで支柱・布材と固定)、第三に「長さの選択」(200mm、300mm、500mm等、足場と建物の距離に応じて)、第四に「ステンレス製・亜鉛メッキ製」(防錆対応)などである。施工上の留意点として、第一に「適切な間隔」(一般に1.8m以下、墜落防止規則)、第二に「確実な締結」(クランプの過締め防止、緩み点検)、第三に「重量物の集中載荷回避」(局所的な強度集中)、第四に「外周転落防止」(手すり・親綱の併設)、第五に「ハンマー打撃による衝撃」(クランプの確実な締結)などが挙げられる。法的位置付けとして、第一に「労働安全衛生法・建設業労働安全衛生規則」(足場の安全基準)、第二に「足場の組立て等の作業の業務に係る特別教育」(厚生労働省)、第三に「日本建築学会・足場工事仕様書」、第四に「足場工事会社の独自基準」(仮設工業会、ジャパン・スキャフォルディング・サービス、東京足場、大丸など)など。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における仮設足場の組立では、腕木の適切な配置と確実な締結が、作業員の安全と工事品質の確保に直結する。明誠ではロープアクセス工法の活用により、足場仮設工事を最小化・省略し、腕木を含む足場部材・組立コスト・組立期間を大幅削減できる優位性を実現している。これにより、収益不動産オーナーは大規模修繕工事のコスト・工期・居住者影響を全面的に最適化できる差別化価値を享受できる。JCSAでも足場・仮設工事の安全教育セミナーを定期開催し、加盟会社の安全管理体制を支援している。

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