用語集
衛生器具
衛生器具(えいせいきぐ、Sanitary Fixtures、Plumbing Fixtures)とは、住宅・建築物の水まわり空間に設置される、便器・洗面器・浴槽・シャワー・ビデ・小便器・洗濯機水栓・キッチン水栓などの総称を指し、人々の生活衛生・健康を支える、現代建築の標準装備となる基本的な設備機器の総称概念である。衛生器具の分類として、第一に「洋風大便器(タンク式・タンクレス・ウォシュレット・自動洗浄)」、第二に「和風便器(汲み取り式・水洗式、新築では減少傾向)」、第三に「小便器(壁掛・床立型)」、第四に「洗面器(カウンター埋込・ペデスタル・ベッセル型)」、第五に「浴槽(プラスチック・FRP・人工大理石・鋳物ホーロー・ステンレス・木製)」、第六に「シャワー・蛇口(混合水栓・サーモスタット・節水機能)」、第七に「ビデ・温水洗浄便座(ウォシュレット)」、第八に「洗濯機水栓(緊急止水弁付き)」などである。代表的な衛生器具メーカーは、TOTO(業界トップシェア、ネオレスト・ウォシュレット・サザナバス)、LIXIL(旧INAX、サティス・プレシオ)、Panasonic(住宅設備事業、アラウーノ)、TOCLAS、ジャニス工業、リンナイ、Noritz、株式会社三栄水栓製作所、SANEI、KVK、株式会社カクダイ、グローエ(ドイツ)、ハンスグローエ(ドイツ)、Kohler(米国)、Duravit(ドイツ)など。ホテル・マンションの分譲では、衛生器具のメーカー・品番・グレードが物件の価値を直接表現する重要要素で、TOTO「ネオレスト」「サザナバス」、LIXIL「サティス」「グランドピアシリーズ」など高級グレード製品の採用が高級物件で標準となっている。最近のトレンドとして、第一に「節水機能(節水トイレ・節水水栓)」、第二に「タンクレストイレ(コンパクト・意匠性)」、第三に「全自動機能(自動開閉・自動洗浄・自動洗浄便座)」、第四に「IoT連動(スマホ操作・健康管理機能)」、第5に「ホテルライク・スパライク仕様」、第六に「バリアフリー対応(手すり・段差解消)」、第七に「環境配慮(節水・節電・低排水)」などがある。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における専有部リフォーム・ホテル客室更新で、衛生器具の更新は標準的な工事項目で、グレードアップにより収益不動産の差別化・賃料・販売価格向上が期待できる。明誠フランチャイズの設備・水道工事専門会社が対応し、JCSAでも住宅設備関連セミナーを定期開催している。

