用語集

赤さび保証

読み方
あかさびほしょう

赤さび保証(あかさびほしょう、Red Rust Warranty)とは、鉄部塗装工事・防錆塗装工事・金属屋根工事・金属外壁工事などの完了後一定期間、施工部位に赤さび(鉄の酸化腐食)が再発生した場合、施工業者またはメーカーが無償で再塗装・補修を行うことを保証する制度・契約条項・施工保証を指す建設業界の保証制度の一形態である。塗装工事業界では、新築時の建材メーカー保証(屋根材・外壁材の塗装色保証等)に加え、改修・修繕工事における施工業者の独自保証として「赤さび保証」「色保証」「色褪せ保証」「光沢保証」「ふくれ保証」「剥離保証」「白亜化(チョーキング)保証」など多様な保証制度が運用されている。赤さび保証の主な内容は、(1)保証期間(通常5年、7年、10年、15年など、塗料グレードと施工内容により異なる)、(2)保証範囲(赤さびの発生範囲、塗膜剥離、ふくれ、変色、塗膜変質などの定義)、(3)免責事項(地震・台風等の天災、第三者による損傷、施主の不適切な扱い、塩害環境等の特殊環境、軽微な錆、補修済み部位、など)、(4)保証請求の手続(書面による申請、現地確認、補修範囲の合意、補修工事の実施)、(5)保証履行業者(施工業者、保証会社、保険会社)、などである。赤さび保証を提供できる施工業者は、(A)高品質な防錆塗装の専門技術を持つ、(B)下地処理(ケレン、研磨、洗浄、化成処理)を徹底できる、(C)塗料メーカーの認定施工店、(D)十分な経営基盤と財務体力を持つ、(E)アフターサービス体制が整備されている、などの要件を満たす必要があり、保証制度自体が施工業者の品質競争力・差別化要因となる。建物オーナー・管理組合にとっては、保証制度の有無・内容が施工業者選定の重要な判断材料となり、特に大規模修繕工事の競争入札では赤さび保証の年数・範囲が見積比較の重要項目となる。明誠グループはフランチャイズ加盟の塗装専門会社と一体化した品質管理体制を構築し、赤さび保証を含む各種長期保証制度を整備することで、収益不動産オーナー・管理組合への信頼性提供と長期取引関係の構築に努めている。JCSA(一般社団法人全国建設業支援協会)でも、建設業者向けの保証制度設計・運用に関するセミナーを開催し、業界全体の品質向上・顧客保護意識の醸成に貢献している。

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