用語集
雨水浸透舗装
雨水浸透舗装(うすいしんとうほそう、Permeable Pavement)とは、雨水を舗装表面・舗装層を通して直接地中に浸透させる機能を持つ舗装を指し、透水性舗装の発展形として、現代のグリーンインフラの中核技術概念である。従来の不透水性舗装(アスファルト舗装、コンクリート舗装)と異なり、舗装表面に達した雨水が舗装層を経由して地下に直接浸透するため、下水道への流出量を大幅に削減できる現代の環境配慮型舗装。種類は、第一に「透水性アスファルト舗装」(アスファルト舗装の改良型、空隙率20%程度のオープングレード混合物)、第二に「透水性インターロッキング舗装」(ブロック間の目地から雨水浸透)、第三に「透水性コンクリート舗装」(特殊配合のコンクリート、空隙率15〜25%)、第四に「樹脂結合系透水性舗装」(樹脂で粒材を結合、空隙を確保)、第五に「土系舗装」(自然土を主材として透水性を確保)など多様な工法がある。本舗装の主な特徴と効果は、第一に「雨水浸透機能」(雨水を地中に浸透、下水道流出量を削減)、第二に「水たまり防止」(路面の水たまりが少ない、歩行者・自転車・自動車の安全性向上)、第三に「打ち水効果」(蒸発冷却による路面温度低下、ヒートアイランド対策)、第四に「騒音吸収効果」(路面騒音の吸収)、第五に「凍結滑りの軽減」(冬期の路面凍結防止)、第六に「植生との共存」(街路樹の根に水分を供給)、第7に「グリーンインフラとの連携」(雨水貯留・浸透機能の総合運用)などである。一方、課題として、第一に「空隙の目詰まり」(経年で粒子が詰まり浸透性能が低下、定期メンテナンス必須)、第二に「凍結融解への耐性」(寒冷地での耐久性の課題)、第三に「初期コストの高さ」(標準舗装より15〜30%程度高い)、第四に「重車両への耐久性の制約」(軽車両・歩行者用が主)などがある。主な用途は、第一に「歩道・遊歩道」(公園、商業施設の周辺)、第二に「駐車場」(住宅、店舗、施設の駐車場)、第三に「公園の園路」、第四に「自転車専用道」、第五に「マンション・ビル・ホテル敷地内通路」などである。代表的なメーカーには、ニチハ、太平洋セメント、東京コンクリート工業、ニッタイ工業、ハネクト工業、太陽工業、トーヨーマテラン等。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における外構リニューアル提案では、雨水浸透舗装への変更が環境配慮型運営・グリーンインフラ対応の差別化戦略として有効。明誠フランチャイズの外構工事専門会社では、各社製品の取扱経験を有し、収益不動産オーナーへの提案を行っている。

