用語集
AE剤
読み方
えーいーざい
AE剤(えーいーざい)とは、Air Entraining Admixture(空気連行剤)の略称で、コンクリート練混ぜ時に界面活性作用により微細な独立気泡(直径25〜250μm、エントレインドエア)をコンクリート中に連行する化学混和剤を指し、現代コンクリート工事における耐凍害性確保と施工性向上の基本混和剤である。AE剤を添加することで、第一に「耐凍害性の向上(微細気泡が凍結膨張圧を緩衝)」、第二に「ワーカビリティ向上(気泡のボールベアリング効果で流動性向上)」、第三に「ブリーディング・材料分離の抑制」、第四に「乾燥収縮の低減」、第五に「水密性の向上」、第六に「単位水量低減による強度向上」などの効果が得られる。JIS A 6204で規格化されており、寒冷地のコンクリート工事では実質的に必須の混和剤として位置付けられている。空気量はJASS 5(日本建築学会建築工事標準仕様書 鉄筋コンクリート工事)で標準4.5±1.5%が推奨されている。代表メーカーは、BASF、シーカ・ジャパン、Denka、フローリック、エヌエムビー、ポゾリスソリューションズ、三洋化成工業、グレースケミカル、竹本油脂、信越化学工業など。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における外壁補修・断面修復・打継部補修にもAE剤入り補修モルタルが使用され、長期耐久性確保に貢献。明誠フランチャイズの構造補修工事専門会社では適切な混和剤選定により高品質な補修施工を実現。JCSAでもコンクリート関連の技術セミナーを開催している。

