用語集
ASAP
ASAP(あさっぷ、エイサップ)とは、PETZL(ペツル)社が開発・販売するロープアクセス・高所作業用の落下防止装置(モバイルフォールアレスター)の代表的製品で、世界中の産業用ロープアクセス(IRATA・SPRAT)の現場で標準装備として使用されている命綱装置である。フランスのPETZL社は1975年に登山家フェルナン・ペツル氏により創業された世界最大級の高所安全器具メーカーで、ロープアクセス用デバイス・ハーネス・ヘルメット・ヘッドランプなどを展開しており、ASAP・ASAP LOCK・ASAP’SORBERなどASAPシリーズは同社の主力製品として高い評価を受けている。ASAPの最大の特徴は、ロープに沿って装着者の動きに追従しながらスムーズに上下移動し、墜落時には瞬時にロープを掴んで装着者を安全に保持する自動掛止機能を持つ点にある。装着者は通常の昇降・水平移動時にはASAPの存在を意識せずに作業できるが、万が一の墜落・滑落・スリップ時には1メートル以下の制動距離で停止し、装着者の命を救う。EN353-2・EN12841-A・ANSI Z359.15などの国際規格に適合し、CEマーク・国内労働安全衛生法に基づく型式検定も取得している。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事において、明誠が日本で初めてフランチャイズ展開しているロープアクセス工法では、ASAPまたは同等品の使用が必須となり、メインロープ(作業ロープ)に下降器、サブロープ(安全ロープ)にASAPを装着する2系統独立懸垂方式により、墜落事故を物理的にゼロにする安全システムを構築している。明誠ではASAP・ASAP LOCK・ASAP’SORBERなどPETZL社の最新機材を全現場で導入し、IRATA・SPRAT資格保有技術者による高水準のロープアクセス施工を実現することで、足場仮設費を抑えつつ高品質な大規模修繕を提供している。

