用語集
ELB
読み方
いーえるびー
ELB(いーえるびー、Earth Leakage Breaker、漏電遮断器)とは、電気配線回路に漏電(電流が本来の経路から外れて地絡する現象)が発生した際に、自動的に電源を遮断して感電事故・火災事故を防止する安全装置で、現代建築の電気設備における標準必須装備である。電気回路において漏電は、(1)電線の絶縁劣化、(2)電気機器内部の断線・腐食、(3)水濡れ(風呂場・キッチン・洗濯機)、(4)動物・虫害による被覆損傷、(5)地震・衝撃による断線、などの原因で発生し、放置すると感電事故(人命に関わる)・電気火災(建物全焼の恐れ)に至る重大リスクとなる。ELBは、(A)回路に流れる電流(電源側と負荷側)を比較、(B)両者の差(漏れ電流)を検知、(C)一定閾値(一般家庭用は15mA、人体感電閾値の安全側)を超えると瞬時に遮断(動作時間0.1秒以内)、(D)感電・火災事故を未然防止、という機能を担う。住宅・店舗・オフィスの配電盤には、(i)主幹ブレーカー(電力会社からの引込線)、(ii)漏電遮断器(ELB、漏電保護)、(iii)分岐ブレーカー(各回路ごとの過電流保護)、の3階層が標準構成として配置される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事では、外装修繕に加えて、(a)築年数の経過した配電盤・分電盤の更新、(b)漏電遮断器の交換(耐用年数約15〜20年)、(c)専有部の電気設備リニューアル、(d)EV用充電設備の新設、(e)太陽光発電システムの導入、などが提案される。明誠はフランチャイズ加盟の電気工事会社と連携し、外装工事と並行した電気設備改修の総合提案で建物の安全性・機能性向上を実現する。

