用語集

EN 353-2

読み方
いーえぬさんごさんに

EN353-2(いーえぬさんごさんに)とは、欧州標準化委員会(CEN)が制定した個人用墜落制止装備のうち、ロープ式ガイド型墜落制止器具(Guided Type Fall Arresters on a Flexible Anchor Line)の欧州規格で、垂直ロープに沿って上下移動する作業者の墜落を停止する安全器具の性能基準を定める規格である。EN353-2と類似のEN353-1(リジッド型、剛性ガイド型)との違いは、(1)EN353-1は固定レール(金属レール)に沿うリジッド型、(2)EN353-2は柔軟ロープに沿うフレキシブル型、で、後者は仮設・短期作業に適している。EN353-2適合の墜落制止器具に求められる主要要件は、(A)静的強度15kN以上、(B)動的衝撃試験(100kgのトルソマス落下、最大停止力6kN以下、最大停止距離1m以下)、(C)通常時はロープ上を自由に移動、(D)墜落時に瞬時にロック、(E)誤操作防止機構、(F)ロープ径対応(多くは10〜12mm専用)、などである。代表的な対応製品は、(i)PETZL ASAP(多目的、EN12841 Type Aとの兼用認証)、(ii)SKYLOTEC SKN MAGIC、(iii)KONG BACK-UP、(iv)TRACTEL STOPCABLE、などで、(イ)煙突・タワーの梯子昇降、(ロ)橋梁・橋脚の点検作業、(ハ)建築外装の梯子作業、(ニ)電柱・送電線の保守、(ホ)風力発電タワーの点検、などで使用される。日本では、労働安全衛生法に基づく「墜落制止用器具の構造規格」(厚生労働省告示)への適合に加え、EN353-2適合の国際標準器具も輸入・使用が広がる。明誠はロープアクセス工法のフランチャイズ加盟店全てに国際基準準拠の最新装備の使用を徹底している。

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