用語集
EP塗装
EP塗装(いーぴーとそう、Emulsion Paint、エマルジョン塗料による塗装)とは、合成樹脂エマルジョン(水中に樹脂微粒子を分散させた水性塗料)を使用した塗装工事の総称で、内装の壁・天井・建具などで広く採用される標準的な水性塗装方式である。EP塗料の主要分類は、(1)アクリルエマルジョン(標準的内装用、安価)、(2)アクリルシリコンエマルジョン(耐久性向上)、(3)アクリルウレタンエマルジョン(高機能タイプ)、(4)合成樹脂エマルジョン(多目的)、などである。EP塗装の主要メリットは、(A)水性のため低臭気・低VOCで居住者対応に優れる、(B)施工性が良好(ローラー塗装、ハケ塗装に対応)、(C)コストパフォーマンスに優れる、(D)F☆☆☆☆(フォースター)対応でシックハウス対策、(E)多様な色彩展開、(F)防カビ・防藻性能を付加可能、(G)改修工事における既存塗膜上への塗替えが容易、などである。一方、注意点は、(i)耐水性は溶剤系塗料より劣る(水掛り部位には不向き)、(ii)耐摩耗性は限定的(高頻度の摩擦には不適)、(iii)冬期低温時(5℃以下)には施工困難、(iv)下地処理(パテ・シーラー)の品質が仕上を左右、などである。代表的メーカー商品は、(A)日本ペイント「水性スーパーEPコート」、(B)関西ペイント「アレスエコクリーン」、(C)エスケー化研「水性ソフトサーフUC」、などである。主要用途は、(i)住宅・マンションの居室壁・天井、(ii)オフィスの壁・天井、(iii)店舗・商業施設の内装、(iv)学校・病院・福祉施設の内装、(v)ホテル客室・廊下の内装、などである。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における内装リニューアル工事で、共用部(廊下・階段・エントランス・ロビー)の塗装更新、専有部の塗装リフォームで標準的に採用される。明誠は外装と内装の総合提案で建物全体の価値向上を実現する。

