用語集
EPS断熱材
EPS断熱材(いーぴーえすだんねつざい、Expanded Polystyrene、ビーズ法ポリスチレンフォーム断熱材)とは、ポリスチレン樹脂を発泡剤と共に金型内で加熱発泡・固化させたビーズ法発泡スチロール断熱材で、現代の住宅・建築・土木工事における汎用断熱材として広く採用される主要建材である。EPSの製造方法は、(1)ポリスチレン樹脂粒(ビーズ)に発泡剤(ペンタンガス等)を含浸、(2)金型内で蒸気加熱・発泡、(3)ビーズ同士が融着して一体化、(4)冷却・乾燥、で完成する。素材特性は、(A)密度15〜40kg/m³(軽量)、(B)熱伝導率0.034〜0.040W/m・K(標準的な断熱性能)、(C)独立気泡構造(吸水しにくい)、(D)安価でコストパフォーマンスに優れる、(E)成型自由度が高い、(F)耐薬品性(溶剤系には弱い)、(G)難燃性(自己消火性)、などである。代表的な商品は、(i)カネカ「カネライト」、(ii)JSP「ピアレン」、(iii)旭化成「ネオマフォーム」(高性能タイプ)、(iv)積水化成品「フェニックス」、などである。主要用途は、(a)住宅床下断熱(土間下、床下)、(b)住宅壁内断熱、(c)住宅屋根断熱、(d)マンション・ビル外断熱(外張り断熱工法)、(e)冷凍倉庫・保冷食品工場の断熱、(f)土木の盛土軽量化(EPS盛土工法)、(g)緩衝材・梱包材、などである。比較類型のXPS(押出法ポリスチレンフォーム)と比較すると、(イ)EPSは安価・軽量だが断熱性能はやや劣る、(ロ)XPSは高性能・水に強いがコスト高、と特性が異なる。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事における断熱改修工事で、(A)屋上断熱(屋上防水+断熱複合工法)、(B)外壁外断熱、(C)窓周辺の補助断熱、などで標準的に採用される。明誠は省エネ改修も含めた総合的な修繕提案を実現する。

