用語集
EV保守点検
読み方
いーぶいほしゅてんけん
EV保守点検(いーぶいほしゅてんけん、Elevator Maintenance and Inspection)とは、エレベーターの安全・快適な運行を維持するために定期的に実施する保守メンテナンスと点検業務の総称で、現代のエレベーター運用における不可欠な維持管理業務である。EV保守点検の主要分類は、(1)日常点検(管理員・利用者による日々の目視点検)、(2)月次保守点検(保守業者による月1回の定期メンテナンス、標準的)、(3)年次定期検査(建築基準法第12条第3項に基づく法定検査、有資格者による)、(4)緊急点検(地震・停電・事故発生時の点検)、と多層的に実施される。月次保守点検の主要項目は、(A)目視点検、(B)作動試験、(C)安全装置確認、(D)潤滑油・グリースの補充、(E)摩耗部品の摩耗状況確認、(F)電気系の確認、(G)かご内インターホン・カメラ・照明の確認、(H)異音・振動の有無、などである。保守契約の主要形式は、(i)フルメンテナンス契約(部品交換も含む包括契約、月額数万〜十数万円/基、業界標準)、(ii)POG契約(Parts Oil Grease、消耗品・潤滑油のみ含む、月額数万円/基、コスト重視)、(iii)スポット保守(必要時のみ、定期契約なし)、と建物用途・予算・運用方針で選択する。保守業者は、(A)メーカー系、(B)独立系、と分類される。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事を機会に、EV保守契約の見直しが検討されるケースが多い。明誠はJCSAを通じて建物維持管理コスト最適化情報を発信している。

