用語集
EVA樹脂
EVA樹脂(いーぶいえー、Ethylene Vinyl Acetate Copolymer、エチレン酢酸ビニル共重合体)とは、エチレン(C2H4)と酢酸ビニル(CH3COOCH=CH2)を共重合した熱可塑性樹脂で、酢酸ビニル含有量(5〜50%)に応じて柔軟性・透明性・接着性を変化させられる多用途樹脂である。EVA樹脂の主要特徴は、(1)柔軟性が高くゴムに近い質感、(2)低温柔軟性(-50℃でも柔軟性維持)、(3)透明性が高い、(4)接着性に優れる、(5)耐衝撃性、(6)耐候性、(7)防水性、(8)成形性が良好、などである。主要用途は、(A)フィルム・シート(食品包装、農業フィルム、太陽電池モジュール用カプセル材)、(B)接着剤・ホットメルト接着剤、(C)発泡材(クッション材、靴底、フローリングアンダーレイ)、(D)成形品(玩具、生活雑貨)、(E)電線被覆、(F)光ファイバー保護材、などである。建築分野での主要用途は、(i)太陽電池モジュールの封止材(PV cell encapsulant、最大の建築応用)、(ii)防水・止水フィルム(自己接着型ルーフィングシート)、(iii)床材のアンダーレイヤー(衝撃吸収材)、(iv)建材接着用ホットメルト接着剤、(v)窓ガラスフィルム、などである。太陽電池モジュールでは、EVAシートが太陽電池セル(シリコンセル)の表裏に貼付され、(A)セルの保護(水・酸素から遮断)、(B)光学的特性(高透明性で発電効率を阻害しない)、(C)電気絶縁性、(D)長期耐候性(屋外で25〜30年)、を実現する重要な部材として、世界中の太陽光発電に標準採用されている。マンション・ビル・ホテルの大規模修繕工事と並行して太陽光発電設備を導入するケースでも、EVA樹脂を用いた太陽電池モジュールが標準的に使用される。明誠は3工法(足場・ロープアクセス・ハイブリッド)から最適施工を提案し、太陽光発電と防水改修を一体化した提案も実現できる。

